CLYRコーポレートサイト、CSS Design Awardsにて「Special Kudos」を受賞

このたび、弊社のコーポレートサイトリニューアルが、海外のWebデザインアワード「CSS Design Awards」にて評価をいただきました。
CSS Design Awardsの概要
CSS Design Awardsは、2009年に設立された国際的なウェブデザイン・開発アワードのプラットフォームで、フリーランスのデザイナーから大手スタジオやエージェンシーまで多様なクリエイターが参加しています。サイトはUIデザイン、UXデザイン、イノベーションの3つの視点から応募作品を審査し、毎日、月間、年間といった各カテゴリーで優秀なウェブサイトを表彰しています。審査は世界中から選ばれた専門家によって厳正に行われ、その評価は業界内で高い信頼を得ています。受賞作品は最新のウェブデザイントレンドを示すだけでなく、世界中のクリエイターに大きなインスピレーションを提供する役割も果たしています。さらに、公式サイトでは受賞作品のギャラリーが充実しており、グローバルなデザインコミュニティとの交流の場としても機能している点が特徴です。
受賞内容
審査員の皆様より「Special Kudos Award」をいただき、また一般の方々からの投票によって、UI、UX、イノベーションの各部門でも評価をいただくことができました。これもひとえに、日頃より弊社を支えてくださる皆様のおかげと感謝しております。



制作について
今回のリニューアルプロジェクトでは、長年更新が滞っていた弊社のコーポレートサイトを一新。新規クライアントやメンバーとの出会いの窓口となる「デジタル時代の名刺」として機能するWebサイトの制作を目指しました。
デザインプロセス
私たちは少人数のチームで、限られたクライアントと長期的なプロジェクトを進めています。そのため、外部に発信できる成果物が限定的であり、チームの本質や強みを効果的に伝えることが課題でした。
この課題に向き合う中で、2つの重要な気づきを得ました。1つは技術力を視覚的に表現する必要性、もう1つはチームの価値観や働き方をより透明性をもって伝えることの重要性です。
これらの気づきから、今回のリニューアルでは3つの軸を設定しました:
- 「没入感」による印象的な体験の創出
- 「インタラクティブ性」による技術力の表現
- 「情報の透明性」によるチームの本質の伝達
この3つの軸を通じて、技術力とクリエイティビティの両面から、CLYRの強みを表現することを目指しました。
技術的な特徴
視覚表現の革新として、WebGLとThree.jsを基盤とした独自のシェーダープログラムを開発。没入感のある視覚効果を実現しつつ、パフォーマンスを意識した実装により、モバイル端末でも快適な動作を可能にしました。
また、最新のWeb標準技術を活用し、レスポンシブなレイアウトと滑らかなアニメーションを両立。CSSの新機能を積極的に採用することで、複雑な視覚表現をパフォーマンスを損なうことなく実現することに注力しました。
今後の展望
技術革新への取り組み
今回の受賞を通じて見えてきた新たな課題に取り組んでまいります。特に、アニメーションとレイアウトの洗練度をさらに高め、より没入感のある体験を追求していきます。同時に、パフォーマンスの最適化にも一層注力し、高度な視覚表現と快適な操作性の両立を目指します。また、他の受賞作品から学んだ革新的な表現技法を研究し、独自の解釈で昇華させることで、さらなる進化を遂げたいと考えています。
提案力の強化
技術力の向上と並行して、クライアントとの対話を深める取り組みを進めてまいります。プロジェクトの透明性を高め、技術選定の根拠やデザイン・開発プロセスをより明確に説明することで、信頼関係の構築に努めます。最新のWeb技術動向を踏まえた提案力を強化し、クライアントのビジネス成長に貢献できるパートナーを目指します。
研究開発の未来
Webの可能性を追求する取り組みとして、新しい視覚表現の研究やパフォーマンス最適化技術の開発を継続します。特に、生成AIを活用した開発プロセスの効率化は、重要な研究テーマとして位置づけています。
おわりに
このプロジェクトを通して、私たちは技術とデザインの新たな可能性を発見することができました。当初の想定を超えて、実装フェーズでは予想もしなかった課題や創造的なアイデアが次々と生まれ、それらを解決していく過程は、まさに探求と発見の連続でした。
今回の受賞は、私たちのアプローチが国際的に評価されたという点で大きな励みとなりました。しかし、これは私たちの挑戦の通過点に過ぎません。このプロジェクトを通じて得られた貴重な知見と経験を活かし、より革新的な表現技法の開発と、さらなる技術的な挑戦に邁進してまいります。
私たちが目指すのは、単なる「かっこいいサイト」ではありません。クライアントのビジョンを理解し、それを最新の技術とデザインで表現すること。そして、そこに関わる全ての人が感動するような体験を作り出すこと。それが、私たちの目標です。
私たちの想いに共感いただけましたら、ぜひお話をお聞かせください。新しい可能性を一緒に探れることを、楽しみにしています。