インタラクティブコミュニケーションツールの開発

リアルタイム双方向通信によりGUI操作をユーザ同士で共有

PERIOD
タブレット端末のイメージ

プロジェクト概要

認知情報科学に関する研究のためにiPadアプリを開発。写真の切り抜きや手書き入力など、直感的な操作が可能なGUIを実装。また、リアルタイム双方向通信によりGUI操作をユーザ同士で共有し、自然なコミュニケーション体験を実現しました。 また、アプリ内での全ての操作履歴を記録する機能を実装し、データのエクスポートを可能にすることで、研究における詳細分析をサポートしています。

課題と背景

本プロジェクトでは、以下のような課題が存在していました。

  • 直感的な操作を実現するためのユーザインターフェースの設計が必要であり、特に写真の切り抜きや手書き入力といった機能をスムーズに実装することが求められた
  • ユーザの操作履歴を詳細に記録し、研究データとして活用するためのデータ管理システムが必要
  • 研究の進展に伴い、アプリケーションの機能を柔軟に拡張できる設計が求められ、特にデータのエクスポート機能を通じて、外部分析ツールとの連携を可能にする必要があった
  • 研究者がアプリケーションを使用する際に、技術的な障壁を感じることなく、スムーズに操作できるようにするためのユーザビリティの向上が重要

解決策

  • ユーザビリティを重視した直感的なUIを設計。将来的な機能拡張にも柔軟に対応するため、UIをスクラッチで実装
  • ユーザテストを通じてフィードバックを収集し、継続的にUIを改善
  • モバイルデータベースを利用しユーザの操作履歴をリアルタイムに記録。CSV形式でデータをエクスポート
  • モジュール化された設計
  • 初めてのユーザでもスムーズに操作を開始できるように、操作マニュアルなどドキュメントも作成

成果

  • 直感的なGUIを実現し、ユーザがスムーズに操作できる環境を提供しました
  • リアルタイム双方向通信により、ユーザ同士の自然なコミュニケーションを促進しました
  • 操作履歴をCSV形式でエクスポートできるようにし、外部分析ツールとの連携を容易にしました
  • モジュール化された設計により、機能の拡張や改修を迅速に行える基盤を構築しました

開発期間

初期開発: 3ヶ月

要件定義から設計、開発、テスト、リリースまで3ヶ月で対応。

機能追加・改修: 9ヶ月〜

研究課題に応じて、機能を随時アップデート。

使用技術

  • Objective-C / Swift
  • UIKit
  • AWS
  • WebSocket