IoT機器施工管理システムの試作開発
施工記録のデジタル化による現場業務効率化の実証実験
PERIOD

プロジェクト概要
IoT機器の施工作業を効率化するためのプロトタイプシステムの開発を担当。施工案件を一元管理するWebアプリに加え、現場作業員が手作業で行っていた施工作業をAndroidアプリで簡単にできるようにし、作業効率の向上を図りました。
AndroidアプリはWebViewを活用して実装し、Webアプリとソースコードを共有することで開発コストを大幅に削減しました。また、ネイティブ機能との連携により、現場作業員がスマートフォンのカメラで施工状況を撮影し、その場で施工記録に添付できる機能を実装。これにより、従来は別々に管理されていた写真データと作業記録を一元化し、報告業務の効率化を実現しました。
本試作では、施工記録のデジタル化による業務効率化と品質向上の実現可能性を検証し、本番システムの要件定義に向けた知見を収集しました。
課題と背景
IoT機器の施工管理において、以下のような課題が存在していました。
- 現場作業員が手作業で施工記録を行っていたため、記録の正確性や一貫性に欠け、報告業務に時間がかかっていた
- 写真データと施工記録が別々に管理されており、情報の統合が困難で、報告書作成時に手間がかかっていた
- 現場での作業進捗をリアルタイムで把握できず、管理者が現場の状況から正確に指示することが困難
これらの課題を解決するために、施工記録のデジタル化と情報の一元管理を実現するシステムの開発が求められていました。
解決策
- 施工記録のデジタル化: 現場作業員がAndroidアプリを使用して施工作業を実施
- 写真データの統合管理: スマートフォンのカメラ機能を活用し、施工状況の写真をその場で撮影し、施工記録に直接添付できる機能を実装
- リアルタイムでの進捗把握: 施工記録をリアルタイムでデータベースに保存。Webアプリを通じて、管理者が現場の作業進捗をリアルタイムで確認可能に
成果
- 施工記録のデジタル化により、記録の正確性と一貫性が向上し、報告業務の効率化を実現しました
- 写真データと施工記録の一元管理により、報告書作成の手間を削減し、業務の効率化に貢献しました
- リアルタイムでの進捗把握が可能になり、管理者が現場の状況を迅速に把握し、適切な指示を行うことができるようになりました
- 専用のAndroidアプリによって、IoT機器のアクティベーション作業と報告作業をシームレスに行うことができ、作業時間の短縮に貢献しました
開発期間
12ヶ月
使用技術
- Ruby on Rails
- PostgreSQL
- Bootstrap
- React
- Android
- WebView
- Docker